Brand Statementマニュサポについて

「共創」と「ネットワーク」で
お客様にとっての価値を創出します

マニュサポ管理人 河内 克之

Concept「共創」と「ネットワーク」で
お客様にとっての
価値を創出します

マニュサポ管理人河内 克之 Kawachi Katsuyuki

マニュサポの成り立ち

マニュサポはひとつのブランドですが、日興美術(株)と真生印刷(株)、デジタル総合印刷(株)の3社で成り立っています。この3社で共同運営するマニュアル制作のブランディングとして、「マニュサポ」というサービスに取り組もうとしたのが始まりです。3社それぞれにおよそ70年の歴史があり、それぞれ大手メーカーの取説・技術資料などのマニュアル類を長年制作しています。

マニュサポ管理人 河内 克之

近年、比較的新しい会社がコンセプトを優先して打ち出し、マニュアル制作をコンテンツとして売り出し成功している例があります。私たち3社はそれぞれが歴史ある老舗であり、大手のお得意様の信頼を得て、継続してお取引いただいてきたという実績は十分にありますが、その多くが各社それぞれの対応範囲に留まり、かつ製品ファーストになっており、「良いものを、安く、品質良く、納期通りに」といった形でしか追求してこなかったのではないかと考えました。もちろん製品ファーストは大事なことですが、3社共同で取り組むことで、それぞれが提供している真の価値は何なのかを見直すところから、「マニュサポで実証実験してみたい」という経緯でスタートしたわけです。

ブランドコンセプトは「共創」

ブランド戦略は一般的に、一つの会社に複数のブランドがあるものですが、一つのブランドを3社で運営する形態は少ないのではないかと思います。これを上手く運営できるのか、まさに実験だと考えています。そういった経緯から、マニュサポのブランドコンセプトは「共創」、そして「ネットワーク」としました。

マニュアル類の制作は、私たちのような制作会社などへ丸投げされているケースと、自社内で対応されているケースの2つに大別できますが、どちらの場合もお客様と私たちの関係は「発注者と受注者」です。今後、私たちがサービスを提供していく段階においては、お客様と共に制作していき、新しいことへ共にチャレンジしていくような仕組みづくりや体制づくりが必要だと感じています。そのために、まずは「3社の共創」を実現したうえで、お客様を交えたより広い「共創」に繋げていけば、丸投げを受けるという話ではなく、新しい概念でのものづくりをお客様に提案できるのではないかと考えています。具体的な例としては、翻訳、紙マニュアルの動画化、3D表現、設計データの活用など、さまざまなサービスを複合的に組み合わせることで、よりお客様へのお役立ちが図れると確信しています。

また、単一ブランドを複数で運営できるのがマニュサポのポイントです。私の立場は真生印刷およびデジタル総合印刷の社長、かつ日興美術の取締役でもあるので、3社の経営に関わっているわけですが、3社それぞれの社風があり、個々のお得意先の事情もあり、営業の考え方も少しずつ違ってくるので、役員が言ったところで簡単には一つにならないという面もあります。そこで、知見のあるメンバーを招集しコンセプトについて時間をかけて真剣に議論を交わすことで見えてきた「コア・ノンコア」という考え方や、「水面下で見えない部分のサービス」など、コンセプトの整理がついたと感じています。

ものづくりの展開に付帯するさまざまなクリエイティブ要素

構造はヒエラルキーになっていて、大企業が頭をとって、下請け・協力業者があるという関係性で成り立っています。たとえば大手の印刷会社があり、いろいろなITなどのサービスを展開されていますが、実はその下層に、ソフトウェア会社や制作会社、印刷会社、製本会社などが位置しています。この関係から生み出されるサービスすべてを、最終的に大手印刷会社の名前でお客様に提供している、という形態が従来の産業構造ですが、これからの産業構造はネットワークで価値を創出し、お客様に受け取っていただく形態へと変化していきます。この「ネットワークで」という点に、大きな意味があります。

ものづくりの展開に付帯するさまざまなクリエイティブ要素

引用:DXレポート2.1 P.12より │ 経済産業省

そもそもマニュサポは3社のネットワークから始まります。2社であれば単にパートナーという関係ですが、3社になってはじめてネットワークの原型となります。そしてDXレポートでは、ネットワークを繋げるベンチャーの役割も必要だと言われており、マニュサポ3社をコネクトする役割を果たすのが、同じグループ会社の(株)LAB.AS(ラバス)です。私たちタイヘイグループでは、マニュアル制作に強い3社以外にも、それぞれのシナジーを生む部分があり、その仲介を果たしていく役割をLAB.ASが担っています。これら4社でマニュサポのブランディングを運営できれば、この時代に適って、三角形から加速度的に広がりが生まれ、お客様から価値創造の仕組みだと評価していただけるのではないかと考えています。そして選定基準は、かつての既存の産業に見られる調達コスト・労働分配=安いところに出す、いわゆるスキル・リソースがあるところに発注するものから、今後はビジョン・共感中心となっていきます。私たちマニュサポの考えているコンセプトやネットワークに共感していただきき、おもしろいと思っていただけるような方と、担当者ベースで共創していくことができれば、お客様からも非常にメリットのある、実務的なお役立ちが進むのではないかと思っています。

マニュサポの「尖った強み」

先述した産業構造への参入要件については「何にでも対応できる」という視点から「尖った強み」という視点が重要になります。マニュサポにおいては歴史的な部分を見る必要があると考えていまして、各社70年の歴史があり、日本を代表する大手メーカー企業様と長年取引を継続してきたという、確たる「尖った強み」があります。今まではその強みを「尖った強み」と認識していませんでしたが、我々の経験を必要とするプラクティカルなニーズが間違いなくあると感じています。70年の歴史を有する3社の「ネットワーク」にお客様を巻き込んで「共創」する、それが「マニュサポ」における一番のコンセプトになると考えています。

マニュサポ管理人 河内 克之

ADVANTAGEマニュサポの根幹を形成する3社の強み