ビジネス環境が複雑化する中、企業はコア業務に最適なリソースを集中させ、ノンコア業務を外部に委託することで効率を向上させています。特に、ノンコア業務の一環であるマニュアル制作は、外部の専門業者に委託することで新たな可能性を切り開く手段となっています。この記事では、ノンコア業務の効果的な外部委託に焦点を当て、特にマニュアル制作の分野での利点について探ります。
目次
1. コア業務とノンコア業務とは?
コア業務は企業の主要な目的や競争力を高める業務であり、ノンコア業務はそれらの補助的な業務や支援業務です。コア業務には直接関与し、差別化や利益の源泉となりますが、ノンコア業務は運営に必要不可欠であるものの、競争力には直接貢献しません。
図の一番中央の円が「コア」、それより外側の領域が「ノンコア」です。
メーカーの場合は、製品の開発がコアでその製品に付随して必要な業務がノンコアとなります。
2. ノンコア業務の外部委託のメリット
ノンコアの中でも、マニュアル制作などの主に水面下で見えにくい業務の外部委託は様々なメリットをもたらします。
コア業務に注力ができる
ノンコア業務の中でもマニュアル制作は、負担が大きく時間とリソースを消費します。こうしたノンコア業務を外部委託することで、コア業務への注力が可能になります。
専門的な知識とスキルの活用
マニュアル制作には専門的なスキルが必要です。外部の専門業者に委託することで、最新のデザインや教育心理学に基づいた効果的なマニュアルを期待できます。
コスト削減
専門的な業務を外部に委託することで、従業員のトレーニングや専門ツールの導入にかかるコストを削減できます。
効率向上
外部委託先はマニュアル制作においてノウハウがあり、スピーディーかつ効率的に作業を進めることができます。
担当者の高齢化・属人化の防止
マニュアル制作は属人化していることが多く、体系化・マニュアル化することが難しい業務です。
外部委託することによって、マニュアル制作担当者の高齢化・属人化を防ぐことができます。
3. マニュアル制作の外部委託のポイント
効果的な外部委託を実現するためには、以下のポイントに留意することが重要です。
クオリティと実績
過去の実績や制作物のクオリティを確認し、信頼性のある外部パートナーを選定することが肝要です。
コミュニケーション
顧客との円滑なコミュニケーションが可能なパートナーを選び、プロジェクトにおいても定期的なコミュニケーションを確保しましょう。
セキュリティ対策
マニュアルには機密情報が含まれることがありますので、外部委託先のセキュリティ対策に注意を払う必要があります。
まとめ
コア業務に注力するためには、ノンコア業務の外部委託が重要な戦略となります。特にマニュアル制作においては、外部の専門業者に依頼することで、高品質で効果的なマニュアルを手に入れることができます。企業は外部委託を検討する際に、戦略的なパートナーシップを築くことで、ビジネスの効率性を向上させ、競争力を強化することが期待できます。
マニュサポの根幹を形成する3社の内のデジタル総合印刷では、長年製造業様のパートナーとしてマニュアル制作を行ってまいりました。
ノンコア業務の外部委託をご検討されておりましたら、是非マニュサポにお問合せください。
ノンコア業務の外部委託=パートナーシップ戦略とは
セミナー概要:
マニュアル制作などのノンコア業務はお客様に正しく製品を使って頂くための大切な業務であるにも関わらず、売上に直接結びつかないため投資の対象とならない。
また、設計者にとってノンコア業務はコア業務である設計に集中できなくなってしまう要因でもある。
これらを解決するためのノンコア業務の外部委託について、ダイキン福祉サービス(株)様、パナソニック(株)エレクトリックワークス社様にお話し頂くセミナーです。
開催日:
2023/6/22(木)
講演者:
ダイキン福祉サービス株式会社
パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社
デジタル総合印刷株式会社