アフターサービスとは、販売した商品の修理・メンテナンスについて、販売者が購入者に提供するサービスのことです。製造業では、必ずこのアフターサービスが必要になります。
この記事ではアフターサービスDXのメリットとは?製造業のアフターサービスの重要性とともに解説します。
目次
アフターサービスの重要性
なぜアフターサービスDXを進める必要があるのか、まずはアフターサービスの重要性について解説します。
いいものを作れば売れる?
製造業で利益をアップする方法とは、どんな方法でしょうか。
1980年~1992年の日本の競争力が1位だった頃は「いいものを作れば売れる」という考えでした。その反面、いいものは壊れないので最低限のアフターサービスでOKという考えの企業が多く、その結果自然と投資は製品開発へ集中していきました。
しかしその考えを続けた結果、現在の日本の国際競争力は30番台で低迷してしまっており、その原因は「製品を売っても利益率は低いから」と言われています。
膨大な開発費をかけても他社との価格競争になり、利益を出すことが難しくなってしまうのです。
利益を出すには?
では利益を出すにはどのようにすればよいでしょうか。
例えば、プリンターインクは世界一高い液体と言われています。しかし、プリンターのインクが切れると印刷できなくなってしまうため、ユーザーは新しいプリンターインクを買わざるを得ません。
このようにインク交換はプリンターのメンテナンスに不可欠なため、アフターサービスの利益率は高く、開発費ゼロで他社との競争もないため、アフターサービスは”高収益事業”と言われています。
海外の製造業はアフターサービスで差別化を行っている
実際に、海外では修理や点検を前提とした商品販売が主流となっています。
アフターサービスへの投資も惜しまない傾向があり、アフターサービスのDXツールである『CATALOGcreator』※はヨーロッパを中心に世界中で1200社以上に導入されています。
※『CATALOGcreator』とは、ドイツのソフトウェア会社「Quanos Service Solutions GmbH」が開発したWebパーツカタログ製作用アプリケーションです。マニュサポの根幹を形成する3社の内の1社であるデジタル総合印刷は日本向けにカスタマイズ・代理販売を行っており、「QSS PremiumPartner」として認定されています。
アフターサービスDXツールの例
では具体的にアフターサービスDXを進めるにはどのようなことをすればよいか、その例を紹介します。
Webパーツカタログ
Webパーツカタログは、修理や点検に使用する交換部品の発注業務に利用するツールです。
交換部品を発注するときは辞書のように分厚い本のパーツカタログの中から欲しい部品を探して、メールやFAXなどで注文する必要があります。
それをWebパーツカタログならパソコンやタブレットから簡単に部品を特定してECサイトのように注文することができます。そのため、交換部品の発注業務を効率化しアフターサービスDXに繋げることができます。
また、正規品が購入しやすくなることから海賊版の購入を防ぐ効果も期待できます。
まとめ
アフターサービスは高収益事業と言われており、機械部品の市場規模は10兆円とも言われていることから、アフターサービスDXを進めることで収益向上に繋げることができます。
マニュサポの根幹を形成する3社の内の1社であるデジタル総合印刷では、アフターサービスDXを進めるツールであるWebパーツカタログソリューションをご用意しております。
紙やPDFなどのイラストから制作する『座標鳥』、設計用3Dデータから自動生成する『CATALOGcreator』の2種類のWebパーツカタログソリューションを、お客様のカタログ環境に合わせてご提案いたします。
アフターサービスDXにご興味のあるお客様は是非マニュサポにお問い合わせください。
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